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- 食事で値が高くなるのはどんな検査ですか?
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- 食事で値が高くなるのはどんな検査ですか?
中性脂肪(TG)、血糖、インスリン、アルカリホスファターゼ(ALP)などで、食後に値が上昇します。TGや血糖は、食事に含まれる脂肪や糖が、小腸から吸収されて血中に移動することによって上昇します。インスリンは、血糖を低下させるホルモンなので、食後に血糖が上昇すると、血糖を元のレベルに戻すために膵臓から分泌されます。ALPは、胆石や骨の病気で上昇する酵素です。血液型がB型またはO型の分泌型注)の人で、食後に値が上昇します。これは、小腸から血中に分泌されるALPが上昇するためで、病的なものではありません。上昇の程度には個人差が大きく、食事の脂肪分が多い場合に、よりはっきりとするようです。このような条件に当てはまる場合は、空腹時に再検査をすることをおすすめします。
注)ABO式血液型とは独立した血液型で、日本人のおよそ3/4が分泌型です。