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- 季節によって、影響を受ける検査の測定項目は?
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- 季節によって、影響を受ける検査の測定項目は?
さまざまな検査項目が季節により影響を受けると考えられていますが、なかでもよく知られている項目は血圧やコレステロール値です。冬には、血圧や脂質が上昇する傾向があり、反対に夏には低下する傾向があります。これは、寒さによる交感神経の働きの活性化、気温による食事の好みの影響、基礎代謝や運動量の変化など、いろいろな原因が推測されています。この季節による検査値の上昇により、脳卒中や心筋梗塞などの心血管性疾患が起こりやすくなるのではないかと疑われて、研究や解析などが行われています。しかし、病気の発症には生活習慣や、年齢、性別、遺伝的な原因などの個人差などが複合的に影響しているため、季節性の変化のみを過大に心配する必要はありません。