- 3
- 薬が間接的に検査値に影響を与えるものには
どんなものがありますか?
- 3
- 薬が間接的に検査値に影響を与えるものにはどんなものがありますか?
薬そのものが検査値を調節するためのものであること、たとえば、糖尿病薬で血糖、HbA1cが下げるということがありますが、問題となるのは本来の薬の作用ではなく、いわゆる副作用としていろいろな臓器に影響を与えた結果、検査値が変動を起こす場合です。特に影響を受けやすく、検査結果に影響が出やすいのは、肝臓、腎臓などです。たとえば、尿酸を下げる薬で肝障害が出たり、鎮痛消炎解熱剤で腎障害が出たりすることがあります。
その他、脂質を下げる薬で筋肉の障害が来されてクレアチニンキナーゼが上昇することや、肝臓の薬の小柴胡湯で肺に障害が出て、KL-6という検査値に影響が出ることがあります。臓器障害を起こしやすい薬については、肝臓、腎臓、肺などの検査を定期的に行って、副作用のチェックをするのが一般的です。