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- 炎症とは、どんな状態のことですか?
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- 炎症とは、どんな状態のことですか?
炎症は、体になんらかの有害な刺激を受けたときに起こる反応です。炎症が生じるとその部位には、赤みを帯びる(発赤) 、腫れ(腫脹)、熱を持つ(熱感)、痛み(疼痛)を感じるようになります。 これを炎症の4徴候と呼びます(その部位の機能障害を加えて5徴候ということもあります) 。この反応は、体の防御反応の一部で不可欠なもので、体内での免疫反応などの結果、痛みの出現、血管の拡張や血管透過性亢進(血漿成分や白血球の遊走)により起こります。
ただし炎症反応が、過剰で必要以上に強い場合や、持続する場合には生体に悪影響をもたらすこともあります。炎症には、急激に起きる急性炎症と、炎症が持続する慢性炎症に分けられます。