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新規保険収載検査

インフルエンザウイルス抗原定性 SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)抗原検出

令和 3年 2月18日より保険適用 D012 感染症免疫学的検査(22) 区分 E1(既存)
インフルエンザウイルス抗原定性
インフルエンザウイルス抗原定性
1)HISCL(TM) インフルエンザ 試薬
保険点数 139点
製品名 HISCL(TM) インフルエンザ 試薬
製造販売元 シスメックス株式会社
主な対象 インフルエンザウイルス感染が疑われる患者
主な測定目的 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のA型インフルエンザウイルス抗原及びB型インフルエンザウイルス抗原の検出(インフルエンザウイルス感染の診断補助)
測定方法 化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)
検 体 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液
有 用 性 インフルエンザは、一般的には自然治癒することの多い比較的予後良好な疾患である。医療機関を受診する患者においても、その大部分は外来治療(主として抗インフルエンザ薬の投与)により軽快する。しかし一方では、重症化し死亡に至る例もある。このため、インフルエンザの診療においては、まず外来(救急外来を含む)において患者の重症度を把握し、入院の要否、肺炎合併の有無を判断し、治療方針を決定することが重要である1)。
本品は、2ステップサンドイッチ法を用いた化学発光酵素免疫測定法による、鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のA型及びB型インフルエンザウイルス抗原を個別に検出するキットである。本品の臨床性能に関して、以下2つの相関性試験が実施された。鼻咽頭ぬぐい液を用いた試験では、陰性鼻咽頭検体にインフルエンザウイルスを添加した調製検体(陽性対照)及び陰性対照を用いて、一致率が検討された。その結果、A型インフルエンザウイルスについては陽性一致率92.5%(62/67)、陰性一致率 100%(88/88)、全体一致率96.8%(150/155)、B型インフルエンザウイルスについては陽性一致率100%(70/70)、陰性一致率97.7%(85/87)、全体一致率 98.7%(155/157)であった。鼻腔ぬぐい液を用いた試験では、陰性鼻腔検体にインフルエンザウイルスを添加した調製検体(陽性対照)及び陰性対照を用いて、相関性が検討された。その結果、A型インフルエンザウイルスについては陽性一致率92.1%(58/63)、陰性一致率98.9%(94/95)、全体一致率96.2%(152/158)、B型インフルエンザウイルスについては陽性一致率98.5%(64/65)、陰性一致率100%(95/95)、全体一致率99.4%(159/160)であった2)。
説 明 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部事務連絡「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について3)」および「新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充に向けた指針4) 」を踏まえ、国と地方自治体の協働のもと、検査体制の整備・拡充が進められている。
本製品は、検体に含まれるA型およびB型のインフルエンザウイルス抗原を個別に検出することが可能である。全自動免疫測定装置HISCL(TM)-5000/HISCL(TM)-800(シスメックス株式会社, 製造販売承認番号 28B1X10014000011/28B1X10014000012)とともに用いることで、信頼性の高い検出結果の提供に加え、反応時間17分の迅速測定、1時間当たり200テスト(HISCL(TM)-5000の場合)の処理能力により検査の効率化を実現する。本製品および「HISCL(TM) SARS-CoV-2 Ag試薬」(シスメックス株式会社, 製造販売承認番号30200EZX00078000)を併用することで、1回の検体採取からA型インフルエンザウイルス抗原、B型インフルエンザウイルス抗原、SARS-CoV-2抗原を同時に測定でき、医療従事者および患者の負担軽減につながると共に、発熱や呼吸器症状のある患者に対して迅速かつ適切な治療に貢献する。本品の操作にあたっては、以下の点に注意すること。
・測定試料の調製に際しては専用の検体抽出液(シスメックス株式会社)を使用すること。検体抽出液の使用に際しては、検体抽出液に添付の説明書に従うこと5)。
承認条件 1.承認時のデータが極めて限られていることから、製造販売後に臨床性能を評価可能な適切な試験を実施すること2)。
2.製造販売後に実保存条件での安定性試験を実施すること2)。
留意事項 1. 「22」のインフルエンザウイルス抗原定性は、発症後48時間以内に実施した場合に限り算定することができる。
2. 本検査と「11」のウイルス抗体価(定性・半定量・定量)のインフルエンザウイルスA型若しくはインフルエンザウイルスB型を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
3. (略)
参考資料 1)「成人の新型インフルエンザ治療ガイドライン 第2版」平成29年11月改訂(オンライン),
入手先 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000190793.pdf
2)「新型コロナウイルス感染症に関連する診断薬の承認について(シスメックス株式会社申請品目)」令和3年2月18日(オンライン),
入手先 https://www.mhlw.go.jp/content/11124500/000741567.pdf
3)「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について」令和2年9月4日発行(オンライン),
入手先 https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2020/200908_1.pdf
4)「新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充に向けた指針」令和2年9月15日(オンライン),
入手先 https://www.mhlw.go.jp/content/000672623.pdf
5)「HISCL(TM) インフルエンザ 試薬添付文書」令和3年1月作成(第1版)
文責:シスメックス株式会社/監修:日本臨床検査医学会臨床検査点数委員会
令和 3年 3月12日より保険適用 D012 感染症免疫学的検査(22) 区分 E1(既存)
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)抗原検出
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)抗原検出
2)アルソニック(R)COVID-19 Ag
保険点数 600点
製品名 アルソニック(R)COVID-19 Ag
製造販売元 アルフレッサ ファーマ株式会社
使用目的 鼻咽頭拭い液又は鼻腔拭い液中のSARS-CoV-2 抗原の検出 (SARS-CoV-2感染の診断の補助)
有 用 性 特別な検査機器を必要とせず、検体中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原の有無を約5分で判定できる。
測定方法 免疫クロマト法
検 体 鼻咽頭拭い液又は鼻腔拭い液
測定原理 テストプレート内のメンブレン上には、抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体(マウス)が固定化してあり、また、金コロイド標識抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体(マウス)を含むパッドがセットされている。試料滴下部に滴下された試料中の SARS-CoV-2抗原は、金コロイド標識抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体(マウス)と反応した後、メンブレン上を移動し、判定部に固定化された抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体(マウス)と結合して、試料中のSARS-CoV-2抗原を介した免疫複合体を形成する。この免疫複合体形成により赤紫色の判定ラインが出現し、試料中のSARS-CoV-2抗原を検出する。
試料と反応しなかった金コロイド標識抗体は、メンブレン上を移動し、判定部に固定化された抗マウス免疫グロブリン抗体(ヤギ)と結合する。これにより赤紫色の確認ラインが出現し、展開が正常に進んだことを確認する。
説 明 新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)は、2019年12月に中国湖北省武漢市で発生した一連の肺炎疾患と して初めて確認され、起因ウイルスとしてSARS-CoV-2が同定された。世界保健機関(WHO)には本投稿執筆時点までに累計で約1.2億人の症例と約269万人の死亡が報告されており、これらは依然として増加傾向を示し、世界的な公衆衛生上の脅威となっている。また本邦の状況としては、本投稿執筆時点で感染者451,186人、死亡者8,717人が報告されており、感染拡大防止と社会経済活動を両立すべく様々な対策が図られている。本品は、免疫クロマト法を測定原理としたSARS-CoV-2抗原検出用試薬(定性)である。抗原検査(定性)には鼻咽頭拭い液と鼻腔拭い液が使用可能であり、抗原検査(定量)のように唾液検体を使用することはできない。鼻咽頭拭い液は本品に付属している滅菌綿棒(鼻腔用)を鼻腔に挿入し、粘膜を数回擦過して採取する。一方、鼻腔拭い液は滅菌綿棒(鼻腔用)を鼻腔に沿って2 cm程度挿入し、挿入後滅菌綿棒を5回程度回転させ、5秒程度静置することで採取する。本品を用いて検査を行う場合は、最新の検査ガイドライン等を参照すること。
有 用 性 国内の臨床検体(鼻咽頭拭い液)を用いた、国立感染症研究所の「病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.9.1」にしたがったRT-PCR法(以下「感染研法」という。)との比較に基づく試験成績(108検体)は、陰性一致率95.0%(57/60)、陽性一致率66.7%(32/48)、全体一致率82.4%(89/108)であった。また、RT-PCR法で陽性となった48検体について、テスト試料中の換算RNAコピー数(推定値)に応じて比較すると、陽性一致率は1,600コピー/テスト以上の検体に対して92.9%(13/14)、400コピー/テスト以上の検体に対して88.9%(24/27)、100コピー/テスト以上の検体に対して72.2%(26/36)、50コピー/テスト以上の検体に対して70.0%(28/40)であった。
留意事項 ・本品付属の検体抽出液で処理した鼻咽頭拭い液は、アルソニック(R)Flu、アルソニック(R)RSV、およびアルソニック(R)アデノにも使用できる。
・本品付属の検体抽出液で処理した鼻腔拭い液はアルソニック(R)Fluにも使用できる。
・アルソニック(R)Flu付属の検体抽出液で処理した鼻腔拭い液は本品に使用できない。
・本品の判定が陰性であっても、SARS-CoV-2感染を否定するものではない。
・鼻腔拭い液を検体とした場合、鼻咽頭拭い液に比べ検出感度が低い傾向が認められているため、検体の採取に際して留意すること。
・診断は厚生労働省より公表されている医療機関・検査機関向けの最新情報を参照し、本品による検査結果のみで行わず、臨床症状も含めて総合的に判断すること。
参考資料 1)国立感染症研究所病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.9.1(オンライン),
入手先 https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV20200319.pdf
2)厚生労働省 疑義解釈資料の送付について(その60)(オンライン),
入手先 https://www.mhlw.go.jp/content/000753165.pdf
3)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第3.1版)(オンライン), 入手先 https://www.mhlw.go.jp/content/000747986.pdf
製品ページURL https://www.alfresa-pharma.co.jp/news/get/NEWS_ID/1483/
文責:アルフレッサ ファーマ株式会社/監修:日本臨床検査医学会臨床検査点数委員会
令和 3年 3月18日より保険適用 D012 感染症免疫学的検査(22) 区分 E2
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)抗原検出
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)抗原検出
3)エクルーシス試薬 SARS-CoV-2 Ag
保険点数 600点
製品名 エクルーシス試薬 SARS-CoV-2 Ag
製造販売元 ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
主な対象 ・COVID-19の患者であると疑われる者
・COVID-19の治療を目的として入院している者に対し、退院可能かどうかの判断をする場合
主な測定目的 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原の測定(SARS-CoV-2感染の診断補助)
測定方法 電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)
検 体 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液
有 用 性 SARS-CoV-2は感染後、検出可能となるウイルス量に達するまでの期間は、おおむね2日~14日である1)2)。ウイルスの検出は臨床徴候や症状と関連するが、感染者のうちかなりの割合が無症状や軽症のままである3)-5)。 COVID-19患 者がいつから感染力を有するのかは、まだ明確には判明していないが、有症状者、無症状者及び発症前のいずれの患者からもウイルス感染することが判明している6)-8)。 SARS-CoV-2感染者を判別し隔離するための高精度な検査を開発することは、COVID-19パンデミックのコントロールに有効な対策となる9)。 急性の新型コロナウイルス感染症に対する確定診断は、感染者の気道由来検体からのSARS-CoV-2 RNA、又はウイルスタンパク質の検出によって行われる10)。本品はSARS-CoV-2 RNA を検出するRT-PCR法と比較して感度は低いものの、ウイルスタンパク質を検出する本品の判定をもとに、臨床症状等も勘案した上で、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針」(厚生労働省)(以下「検査指針」という。)に従って感染診断を行うことの臨床的有用性を期待できるものと考えられる。
説 明 コロナウイルスは、スパイク(S)、エンベロープ(E)、メンブレン(M)、ヌクレオカプシド(N)の4つの構造タンパク質を有している。Sタンパク質が約30コピー/ウイルスなのに対し、Nタンパク質は約1,240コピー/ウイルスとウイルス中で最も多く存在するタンパク質である11)-14)。本品はSARS-CoV-2 抗原をNタンパク質に対する2つのモノクローナル抗体を用いた サンドイッチアッセイによって測定する。
対応する検査機器(「コバス 8000(免疫処理用 e801 モジュール)」)などにより、 反応液の発光強度を測定し、既知濃度の試料と比較して陰性/陽性を判定する。検査には同検査機器が必要となるが、測定時間は18分で、上記の装置1台で300 テスト/時の検査を行うことが可能である 。検査に当たっては、検査指針を参照して、鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液を検体種とし、抗原検査(定量)として用いる。
コバス SARS-CoV-2 (RT-PCR 法)で陽性となり、かつTarget 2 のCt(Cycle Threshold) 値が得られた鼻咽頭ぬぐい液232 検体(本品陽性:154 例、本品陰性:78 例)について、Ct 値から推定した核酸濃度(コピー/テスト)ごとの本品の陽性一致率を検討したところ、100コピー/テスト以上を有する検体に対して良好な陽性一致率であったことが確認されている15)。
また、日常診療で収集されウイルス輸送培地に保存した鼻咽頭ぬぐい液を、コバス SARS-CoV-2(RT-PCR 法)で測定し陰性となった506例を用いて本品を測定したところ特異度(陰性一致率)は100% (506/506)であった15)。
ヒトコロナウイルス(HCoV 229E、HCoV OC43、HCoV NL63)、インフルエンザウイルス(Influenzavirus H1N1、Influenzavirus B)を含む交差反応の可能性がある主な微生物とウイルスを添加したSARS-CoV-2陰性検体において、偽陽性の結果は認められなかった15)。
留意事項 (1)SARS-CoV-2(新型コロナウイルスをいう。以下同じ。)抗原検出は、当該検査キットが薬事承認された際の検体採取方法で採取された検体を用いて、SARS-CoV-2 抗原の検出(COVID-19(新型コロナウイルス感染症をいう。
以下同じ。)の診断又は診断の補助)を目的として薬事承認又は認証を得ているものにより、COVID-19の患者であることが疑われる者に対しCOVID-19の診断を目的として行った場合に限り、「25」マイコプラズマ抗原定性(免疫クロマト法)の所定点数4回分を合算した点数を準用して算定する。ただし、感染症の発生の状況、動向及び原因を明らかにするための積極的疫学調査を目的として実施した場合は算定できない。
COVID-19 の患者であることが疑われる者に対し、診断を目的として本検査を実施した場合は、診断の確定までの間に、上記のように合算した点数を1 回に限り算定する。
ただし、発症後、本検査の結果が陰性であったものの、COVID-19 以外の診断がつかない場合は、上記のように合算した点数をさらに1回に限り算定できる。なお、本検査が必要と判断した医学的根拠を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること16)。
(2)COVID-19 の治療を目的として入院している者に対し、退院可能かどうかの判断を目的として化学発光酵素免疫測定法(定量)又は電気化学発光免疫測定法(定量)によるSARS-CoV-2 抗原検出を実施した場合は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における新型コロナウイルス感染症患者の退院及び就業制限の取扱いについて(一部改正)」(令和2年6月25 日健感発0625第5号)の「第1退院に関する基準」に基づいて実施した場合に限り、1回の検査につき上記のように合算した点数を算定する。なお、検査を実施した日時及びその結果を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること16)。
注意事項 ウイルスを不活化せずに測定をする場合はBSL2で検査を実施する必要がある17)。通常の検査室で測定を行う場合は、検体にエクルーシス用 SARS-CoV-2 検体前処理液または検体前処理液Cを使用し、ウイルスの感染性を低減化(不 活化)*する。
*99.9%以上の感染性低減化が確認されている。
参考資料 1)Chan JF, Yuan S, Kok KH, et al. A familial cluster of pneumonia associated with the 2019 novel coronavirus indicating person-to-person transmission: a study of a family cluster. Lancet. Feb 15 2020;395(10223): 514-23.
2)Lauer SA, Grantz KH, Bi Q, et al. The Incubation Period of Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) From Publicly Reported Confirmed Cases: Estimation and Application. Ann Intern Med. May 5 2020; 172(9): 577-82.
3)Zhou R, Li F, Chen F, et al. Viral dynamics in asymptomatic patients with COVID-19. Int J Infect Dis. Jul 2020; 96: 288-90.
4)He X, Lau EHY, Wu P, et al. Temporal dynamics in viral shedding and transmissibility of COVID-19.Nature Medicine. 2020/05//2020; 26(5): 672-5.
5)Mizumoto K, Kagaya K, Zarebski A, Chowell G. Estimating the asymptomatic proportion of coronavirus disease 2019 (COVID-19) cases on board the Diamond Princess cruise ship, Yokohama, Japan, 2020. EuroSurveill. Mar 2020; 25(10).
6)Gao M, Yang L, Chen X, et al. A study on infectivity of asymptomatic SARS-CoV-2 carriers. Respir Med.Aug 2020; 169: 106026.
7)Yu P, Zhu J, Zhang Z, Han Y. A Familial Cluster of Infection Associated With the 2019 Novel Coronavirus Indicating Possible Person-to-Person Transmission During the Incubation Period. J Infect Dis.May 11 2020; 221(11): 1757-61.
8)Liu Z, Chu R, Gong L, Su B, Wu J. The assessment of transmission efficiency and latent infection period in asymptomatic carriers of SARS-CoV- 2 infection. Int J Infect Dis. Oct 2020; 99: 325-7.
9)Ji T, Liu Z, Wang G, et al. Detection of COVID-19: A review of the current literature and future perspectives. Biosens Bioelectron. Oct 15 2020; 66: 112455.
10)World Health Organization. Diagnostic testing for SARS-CoV-2. Interim guidance. 11 September 2020. Available at: https://www.who.int/publications-detail-redirect/diagnostic-testing-forsars-cov-2.Accesed 25 September 2020.
11)Yoshimoto FK. The Proteins of Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus-2 (SARS CoV-2 or n-COV19), the Cause of COVID-19. Protein J. Jun 2020; 39(3): 198-216.
12)Naqvi, AAT, et al., Insights into SARS-CoV-2 genome, structure, evolution, pathogenesis and therapies: Structural genomics approach. Biochim Biophys Acta Mol Basis Dis, 2020. 1866(10): p. 165878.13)Ke Z, Oton J, Qu K, et al. Structures and distributions of SARS-CoV-2 spike proteins on intact virions. Nature. Aug 17 2020.
14)Bezstarosti, K, Lamers, MM, Haagmans, BL, et al. Targeted Proteomics for the Detection of SARS-CoV-2 Proteins. bioRxiv 2020.04.23.057810;
15)エクルーシス試薬 SARS-CoV-2 Ag 添付文書 第1版
16)「検査料の点数の取扱いについて」 保医発0318 第1号 令和3年3月18日
17)World Health Organization. Laboratory biosafety guidance related to coronavirus disease (COVID-19). Interim guidance. 13 May 2020. Available at:
入手先 https://www.who.int/publications/i/item/laboratory-biosafety-guidance-related-to-coronavirus-disease-(covid-19)
製品ページURL https://www.roche-diagnostics.jp/media/releases/2021-3-19
文責:ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社/監修:日本臨床検査医学会臨床検査点数委員会

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