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- 喫煙で血液検査はどうなりますか?
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- 喫煙で血液検査はどうなりますか?
喫煙によってヘモグロビンが一酸化炭素と結合するため全身への酸素の供給量が減少し、その結果、ヘモグロビンが増加する代償現象が起こり、いわゆる「血が濃い状態(ヘモグロビン、ヘマトクリットなどが増加)」になります。また、喫煙によって好中球も活性化し、白血球数が増加することがあります。
喫煙によって肺がんになった場合、腫瘍マーカーであるSCC(扁平上皮癌)やCEA(肺腺癌)などが増加します。しかし、肺がんでなくても、喫煙者では、CEAが増加することが知られており、CEA増加を見た場合はまず喫煙歴を確認する必要があります。