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1心臓の検査とは?
心臓は、全身に血液を循環させるポンプの役目を担う臓器です。この心臓の検査には心臓の動きを波形や画像で見る心電図検 査や心臓超音波検査などと、心筋の細胞が壊れたときや心臓への負担が大きくなると血中に出てくる成分を確認する血液検査があります。
2心電図検査とは?
心電図検査は、体表に電極をつけて心臓の動きを波形として記録する検査で、心臓の拍動のリズムや拍動を促す刺激伝導系の異常、心筋の虚血、心肥大などがないか全で苦痛のない検査です。ただし、短時間の検査なのでたまにしか起こらない不整脈や狭心症などは確認が難しいです。症状によって追加の検査で詳しく調べます。
3心臓超音波(心エコー)検査とは?
心臓超音波検査は、心臓の大きさや形、壁の厚さ、動く様子を観察できる検査です。心臓の形や血液を送り出す力を調べること で、心機能に異常がないか確認します。また心臓内を流れる血流に色をつけて表示して、血流の異常や心臓弁の異常を確認します。通常の検査時間は20分程度で、検査前の食事制限はありません。また、X線やCT検査のように被ばくのリスクがなく、体に負担をかけず簡便に行うことができます。
4血液検査とは?
血液検査は、主に心筋傷害を反映する検査と心臓への負担の大きさを反映する検査があります。心筋傷害を反映する検査は、傷害された心筋細胞から血液中に逸脱する細胞内成分(トロポニン、ミオグロビン、CK-MBなど)を測定することで、心筋梗塞など の心臓の病態を把握できます。心臓への負担の大きさを反映する検査にはBNPとNT-proBNPがあり、心不全の診断に有用です。
5さらに詳しい心臓の検査は?
ホルター心電図は携帯型記録機で、24時間続けて心電図を記録します。睡眠中や生活の中での不整脈などが把握できます。CT検査はエックス線で体を輪切りの断面画像にします。造影剤を使用することで、冠動脈などの心臓の細部を確認できます。心臓カテーテル検査は、足の付け根や腕などの動脈からカテーテルを挿入して心臓まで至らせ、冠動脈の状態を詳しく調べる検査です。血管のつまり具合を調べることができます。
6終わりに
健康診断などで再検査や要精密検査と診断されたときには、これらのような詳しい検査が必要になることがあります。必ず受診して自分の身体の状態を把握しましょう。


●日本臨床検査専門医会:種々の検査を通して診断や治療に役立つ検査結果と関連する情報を臨床医に提供する臨床検査医の職能団体です。