「尿素窒素(BUN)、クレアチン(Cr)」の検査について[ラボ NO.420(2014.1.発行)より] | 日本臨床検査専門医会|臨床検査医になるために
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検診で受ける検査

「尿素窒素(BUN)、クレアチン(Cr)」の検査について[ラボ NO.420(2014.1.発行)より]

健診の結果が送られてきました。腎臓の検査はどれですか?

健診の結果が送られてきました。腎臓の検査はどれですか?

通常の健診で行われる腎臓の検査としては、尿検査とともに血液中の尿素窒素とクレアチニンの測定があります。いずれも腎機能のスクリーニング検査として広く用いられています。

腎臓の働きと腎臓の検査について

腎臓の働きと腎臓の検査について

腎臓のもっとも大切な働きは、血液から尿をつくることです。腎臓は尿をつくることによって、水分とともに老廃物や体に有害な物質を体外に排出するほか、血液など体液の成分のバランスを整える役割を果たしています。腎機能が低下すると、体外に排出されるべき老廃物や有害な物質が通常より多く体内に留まることになりますが、この血液中の老廃物の値を測定することにより、腎臓の働き具合を知ることができます。このような考えにもとづいた腎機能の検査として広く行われているのが、尿素窒素とクレアチニンの測定です。
なお、腎臓にはこの他、骨の代謝に関与するビタミンや、血圧の調節にかかわる酵素などをつくる働きもあります。

尿素窒素について

尿素窒素について

食物として摂取したタンパク質や、体を構成しているタンパク質は、その役割を終えると体内で分解され、最終的に尿素に加工されて、尿によって体外に排出されます。腎機能が低下すると尿素の排出が十分に行えなくなり、その結果、血液中の尿素窒素は高い値を示すことになります。ただし、尿素窒素の値は、食事として摂取したタンパク質の量など、腎臓の働き以外のさまざまな要因の影響を受けるので注意を要します。

クレアチニンについて

クレアチニンについて

クレアチニンは、筋肉に含まれる成分が役割を終えて血液の中に出てきたもので、通常、尿によって体外に排出されます。腎機能が低下するとクレアチニンの排出が十分に行えなくなるため、血液中のクレアチニンは高い値を示すことになります。このように、クレアチニンは、尿素窒素とともに腎機能の目安となる検査です。

結果が基準範囲を越えていました。
どうすればいいのでしょうか?

結果が基準範囲を越えていました。
どうすればいいのでしょうか?

医師に相談してください。さらに詳しい検査を受ける必要性も含め、医師の判断を仰ぐことをおすすめします。

●日本臨床検査専門医会:種々の検査を通して診断や治療に役立つ検査結果と関連する情報を臨床医に提供する臨床検査医の職能団体です。