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- 腎臓の働きと腎臓の検査について
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- 腎臓の働きと腎臓の検査について
腎臓のもっとも大切な働きは、血液から尿をつくることです。腎臓は尿をつくることによって、水分とともに老廃物や体に有害な物質を体外に排出するほか、血液など体液の成分のバランスを整える役割を果たしています。腎機能が低下すると、体外に排出されるべき老廃物や有害な物質が通常より多く体内に留まることになりますが、この血液中の老廃物の値を測定することにより、腎臓の働き具合を知ることができます。このような考えにもとづいた腎機能の検査として広く行われているのが、尿素窒素とクレアチニンの測定です。
なお、腎臓にはこの他、骨の代謝に関与するビタミンや、血圧の調節にかかわる酵素などをつくる働きもあります。