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「中性脂肪(TG)」の検査について[ラボ NO.402(2012.7.発行)より]

中性脂肪とは?

中性脂肪とは?

「中性脂肪」あるいは「トリグリセリド(TG)」という言葉は、健診の血液検査項目のひとつとしてよく目にします。血液中の脂肪の一種であり、この数値が高いことはメタボリックシンドロームであるかどうかが決まる基準のひとつです。

検査を受けるときに注意することはありますか?

検査を受けるときに注意することはありますか?

採血前に食事をとると、検査値に影響が出て正確な評価ができません。検査を受ける前は12時間程度の絶食が必要です。
一般的には前日の夜8時頃までに夕食を終え、以後は食事をとらず、検査当日は朝食を抜いた状態で採血に臨むことが理想的です。この間、水、お茶などを飲むことは問題ありませんが、アルコール、ジュース、牛乳などは避けなければなりません。

高い場合と低い場合

高い場合と低い場合

血液中のTG値が高くなる原因の多くは、肥満、飲酒、糖尿病です。また、ホルモンに異常がある場合もTG値に異常が出ることがあります。そのほか、遺伝的にTG値の高いことがまれにあります。
反対にTG値の低い場合がありますが、特殊な病気を除き、こちらはあまり問題になることはありません。

TG値が高いとなぜいけないのでしょう?

TG値が高いとなぜいけないのでしょう?

TG値が高い状態が続くと動脈硬化が進み、将来的に脳梗塞や心筋梗塞などを起こす可能性が高くなります。そこまでいかないと症状が出ないことがほとんどですから注意しなければなりません。
TG値が高いことを軽く考えず、なるべく基準値内に抑えるように努力することが大切です。

どのようにしてTG値を下げたらよいでしょうか?

どのようにしてTG値を下げたらよいでしょうか?

まずは食事です。摂取カロリーを適度に抑えることが大切ですが、特に夕食は過食にならないように心がけましょう。脂肪だから食事の「 あぶらもの」を控えればよいと思いがちですが、実は糖分やアルコールの影響のほうが大きいのです。糖分の中でも、砂糖は体の中で分解された後にTGへと変化しやすい傾向があります。このため、砂糖の多いお菓子、飲料水やお酒の飲み過ぎは要注意です。一方、魚に多く含まれる脂肪(EPAなど)は、TG値を下げる効果があります。また、野菜などの食物線維を多くとることも有効です。そして運動です。適度の有酸素運動と筋肉トレーニングが効果的です。
これらを十分に行っていてもTG値が高い場合には、専門医に相談し適切な検査を受け、動脈硬化が進まないように薬を服用することも必要です。